2011年12月07日

レジデンス、それから。

久しぶりの更新になります。

すっかり書きそびれていましたが、シャンユエが大成功に終わってそれからの私というのは大変いろんなことがありました。

本当に。

シャンユエが終わってすぐ、私はコマンドNによるレジデンス事業に参加し、秋田、大分、富山の3ヶ所のアートプロジェクトをめぐり、調査する旅に出ました。

コマンドN
http://www.commandn.net/
レポートブログ 
http://blog.livedoor.jp/cn_air2011/archives/cat_197630.html

アートに関わる者が、本質的に社会に居場所を見出すにはいったいどうしたらいいのか。
そのヒントを探しに、地方アートスポットをめぐりました。
誰がどんな風に関わって、どういったニーズにこたえているのか、それを抱擁する風土はどんなものか、情報での知ったかぶりでなく、行って見て、わかりたい、というのが目的でした。

通常、アーティストがレジデンスをするというと、制作に新たなエッセンスや視点を求め、ということがメインだと思うのですが、私はそういったものは無意識下に自然と蓄積され熟成されるものだと思っているので、その事は目的として意識せず、全く違うモチベーションを元に旅に出ました。



自分達が生きる社会で本当に色々な役割があるなかで、表現に関わるものが胸を張って生きていける場所が存在する事は無いのか、私たちがやっている事はそんなに後ろめたい気持ちでやらなきゃいけにことなのか、お金に還元されることが無ければ、その価値は証明されないのか。

そして表現に関わる人間は何故諦めてしまっているのか、無力だと思い込んでいるのか。
なぜ意識の奥底ではで被害者のままで居るのか。



ずっと疑問なのです。不確かな価値をお金のスケールに換算して計る方法は可能性の一つだけれど、それでままならないものもたくさんあります。何か、誰もが幸せになるいい形に出来ないか探しています。
これは、国のあり方、社会のあり方、これまでの歴史全てに関わってくる問題だけど、当事者でなければ説得力を持って語れません。

私は今の日本に生まれ、育ち、芸術に関わっています。

「日本に生まれた」ことも「芸術にかかわっている」ことも「社会の中で生きている」こともバラバラではなく、一つの体と時間に起こっている事ですから、どれか一つだけというわけにいきません。
全てが調和する事が望ましい。だったら目指してみたい。




・・・そんな感じで心意気ご立派に、出発した旅は、このあと、残念ながら最後まで行くことが出来ません、でした。

病気になってしまったから。
そのことは別の日記で。


途中で終わってしまったけど、秋田と大分での体験はとても貴重なものでした。
関わっている人の人となりや動機、現状を知る事は行って見ないとわからないことで、それは問題意識のある人達のニーズを知る事に他ならなかったから。


私はこれを、自分の立っている場所からどう生かせるのかここらかどうぞ見ていてください。自分の期待にこたえられるよう、がんばります。










posted by 久恵真由美 at 20:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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